税理士事務所時代

製薬会社在職中、私は社会保険労務士と行政書士の資格を取得しました。
通信教育で、営業車で授業のカセットテープを流しながら勉強しました。

資格を取得しようと思ったのは退職して独立しようと考えていたわけではなく、診療所を開業しているドクターに役立つ知識・情報を仕入れて、役に立とうと思ったからです。

しかし、その資格取得を契機として自らの今後の職業を考えたときに、30歳過ぎという年齢も考えて転職を決断しました。


そこで退職したわけですが、すぐに開業する勇気はありませんでした。
もう1ステップ、自らのスキルアップをするために、税理士事務所に入社しました。その時点で、私はあまりにも企業の経営ということを知らなさすぎたからです。

その入社した税理士事務所は、私に強烈な記憶を残しました。

まず、簿記3級程度の知識しかありませんでしたので、他にあまり知識が十分ではない社員2人とともに税理士の所長先生が任意参加の研修をしてくれました。

毎日、朝の7時から・・。

理論的なところから実務の概要的な部分での所得税法、法人税法、消費税法などの研修でした。
数日おきにはテストがあり、教えられたことは一言一句きちんと覚えて間違えてはいけないという毎日が薄氷を踏むような真剣勝負の厳しい研修でした。

入社したのが9月でしたが、その年の年末調整は本格的にこなさなければならず、また、入社から2~3ヶ月で担当として任された10軒程度の顧問先の毎月の巡回監査・記帳・入力をこなしながら、法人税の申告で決算をまとめ上げる作業も翌年3月くらいまでに数件こなすようなハードな日々でした。

当然、基本的な毎月の記帳・入力ですら完璧な仕事などすぐには出来ていなくて、先輩社員も超忙しくているところをなんとかタイミングを測って色々尋ね、自分でやれば時間ばかりかかり夜10時を過ぎるのは普通で、夜中の0時を過ぎるような日も年末年始ごろからぼつぼつありました。
(残業代は一切つきませんでしたが、任意でやっていることですし、自分のスキルアップのためという目的があったので特に不満が高まるということはありませんでした。)

自分の限界を感じてふがいなく思い、分からないことばかりの焦りばかり感じていました。

土日も家で勉強することが多く、給与も10万円台と低く生活に余裕がない日々で、うちの奥さんに多大な迷惑をかけました。

でも、この時のことを夫婦でとても懐かしく思い出します。高校生の高校野球やスポーツなどと同じで、目標に向かって苦しくても一生懸命に頑張っている時が後から考えると一番楽しい時でもあるのです。


この職場でも本当に良い経験をしたと思っています。

ここで気付かせてもらったのは、次のようなことがあります。

・ただ教えられるだけの研修は身につかない。
・最終的に仕事は教えられて身につけるものではなく、進んで自ら学習し、自らが本や過去の資料などを見て考えて習得するもので、それでもわからなかったら最後の手段として教えてもらうものである。
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by srmurakami | 2010-09-12 22:42 | ブログ | Comments(0)

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。
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