言っちゃいました。

安部師匠。いや、安部首相。

日本版ホワイトカラーエグゼンプション(ホワイトカラー労働者の労働時間規制の適用除外)は、国民の理解が今の段階では得られていない(ので、今の段階で法案を提出するのは難しいということ)と言われたそうです。

厚生労働省の説明不足なのか、時間外労働が増えて、しかも給料は残業代が発生しないので今と変わらないという悪いイメージしか流れていません。


以前は、安部首相は、「残業代が出ないのだから従業員は帰宅する時間が早くなり、家族団らんが増えて少子化問題も解決する。」とこの制度の導入について言われいたと思います。


このかなり簡明な論法は、私は現実には起こりえないと思います…。
実際、仕事が終わらない限り帰らないという日本人の傾向があるので、経営者が残業代を支払わなくてよいのをいいことに沢山仕事を与えたらいくらでも会社に残っていることになります。また、仕事が終わらないと勤務成績に影響を及ぼし、賞与・給与にも影響すると当然考えます。

ということで、この“適用除外”の対象になるかどうかを年収も仕事の内容も厳しく明記しないと取り扱いに誤解が生じ、今の労働基準法の「管理監督者」になるかどうか以上に深刻な問題になりえると思います。


今の労働基準法では、「時間」=「賃金」という枠があるので、それに適さない職種もあるかと思いますが、仕事の成果さえ提出してくれればその手順・時間は自由にして良いという考えでは、雇用契約ではなく、仕事の完成を目的とした「請負」に近いことになるのではなかろうかと浅慮して(浅はかにも考えて)います。(裁量労働制もそれに近いですが。)

経済界が求めていることは、今ある労働基準法の制度の解釈変更や拡充で十分対応できるのではないかと、この制度の研究はしていませんが私は考えています。

とりあえず、今、流布している情報だけでは、私は制度導入には?です。
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by srmurakami | 2007-01-16 19:23 | ブログ | Comments(0)

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。
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