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やまぐちにて、特定社会保険労務士・行政書士の・・・

前回の続きようなもの

うちの奥さんも動物好きです。

私は社会人になって以来、仕事で車を使ってばかりで、自分で轢いたことはないのですが(昆虫は車に当たることはよくあります…)、道端に車に轢かれてしまった動物を見かけることが時々あります。


見かける場合はもう既に死んでしまっている場合がほとんどですが、なぜかうちの奥さんと一緒に車に乗っている時に限ってまだ息がある場合があります。

以前、もう10年位前の時は路側帯の線のところに倒れていた大人の猫で、車が頻繁に行きかう中どうしてもほっておけないという奥さんの言葉(当時は奥さんではなく、付き合っていた彼女でしたが)に押されて、血だらけの猫を車に乗せ動物病院まで運びました。

動物病院の先生もこういうことがよくあるのか、何も言わずに引き受けてくれて、私たちを帰しました。その後のことを先生は言わなかったのですが、怪我の具合から安楽死しかないような状態と言われていたので、そのようにされたのではないかと思っています。

うちの奥さんには、安楽死させてあげた方が放っておくより何倍もましとの考えがあるようです。それと轢いていった車は轢いたことが分かるはずなのにと憤っております。


それ以来は、小郡の川沿いの道で今にも轢かれそうな道を渡る亀を川に返してあげたりしたことくらいしか無かったのですが、今年になってから一度ありました。

私の事務所の前の片側2車線の国道9号線ですが、コープ泉店の近くの中央分離帯のすぐそばの車道に真っ黒な子猫が倒れていました。

通りすがりに見て、私はぴくりともしないので死んでいるものと判断したのですが、目の良い妻は顔を動かして目が動いていたというのです。


しつこい妻に根負けして車をUターンして、休みの医院の駐車場に車を止めて歩いて見に行ったところ、確かに目が動いています。みたところ、脱糞はしていたのですが血は出ていないようでした。


とにかくそこに放っておいては危ないので、車の切れるのを待って子猫を掴んで中央分離帯横の車道から歩道の植え込みに移動させました。

轢かれたせいか何に対しても警戒心が強くなっていて、近づくだけでかなり威嚇してびくびくしているようでした。しかし、どこか骨折でもしたのか手足は全く動かせません。


さて、日曜日でほとんどの動物病院は休診でどうしようかという話になりました。
その当時、奥さんは妊娠中で、胎児に影響がある病気の可能性がある野良猫を触ったり、ましてや飼う事など考えられなかったのです。


正直、私のエゴですが、私は奥さんを説き伏せてその場で親切な人を待たせるしかないことにしました。タオルで日除け(雨除け)をしてあげて、一度家に帰った後にも奥さんがあまりに心配するので、再度子猫のところへ行ってみんなに気付いてもらいやすくするために紙に猫がいる事を大きく書いてその場においてあげたり、小さな器にミルクを入れて置いてあげました。

その日から数日は雨が心配されていたのですが、その夜運よく雨は降りませんでした。



その翌日、奥さんの気苦労が無くなるのを願って、私はその子猫を見に行きました。

そしたらなんともう猫はいないではないですか!タオルもどかされていて、ミルクをあげた器もありません。

これは親切な人に助けてもらったのではないかと奥さんにさっそく報告すると大変喜んでいました。


私の前回のブログの考え方からすると、その道端で轢かれていた子猫も、人間に養殖されて食べられている牛、豚、鳥なども同じ生き物です。頻繁にその動物たちを食べていながら、その子猫を助けることは、人間の感情のエゴでしかないと思っています。


ただ、目の前で苦しむ動物は助けるしかないのもよく分かります。


後日談ですが、私たちが移動してあげた子猫とそっくりな猫が里親募集の地域紙に掲載されていました。特徴的な目つきがそっくりでした。

きっとあの子猫に違いないと私たち夫婦は喜んでいます。しかし、実際のところはわかりません…。
by srmurakami | 2007-07-21 12:20 | ブログ | Comments(0)

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。

by srmurakami
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