与太話

労働保険料の年度更新も95%は終わった感があり、算定基礎届の資料集めも順調に進み、単発のご依頼もなんとか少しでも前に進みつつある繁忙期の社労士事務所です。

忙しく過ごしている日々ですが、前に進みたくても進めないこともあり、焦燥感があります。
それは私が進みたい事業の方向性についてです。


ここからは私の勝手な考えですが、もともと社会保険労務士の仕事は企業の経営の「一部」のサポートです。

ゆえに、経営がわかってない社労士は役に立たない≒財務諸表も読めない社労士は真に企業の役に立たない、と私は思っています。(財務諸表を作成するのではなく、あくまでも読むだけです。話はそれますが、法律を扱う者としては民法も社労士は勉強すべきだと思っています。実は民法は社労士の試験に入ってないんですよ。)

だから、この仕事を開業する前に私は税理士事務所に転職したわけです。

組織は戦略に従う、今では戦略は組織に従うと言われますが、人事・労務管理は経営の一部であるわけですから、戦略や財務諸表&内部指標の経営指標等も把握して企業の人事組織や労務管理をアドバイスするのは、把握しないでアドバイスするのとは雲泥の差が生じるでしょう。

以前は唯一絶対の組織・人事管理論が求められていましたが、現状ではそれは無いのが常識です。企業ごとにそれは違うものを提案し、導入しなければならないわけです。

まして、組織・人事管理は、経営資源の中で汎用性が少ない人材を企業のコア・コンピタンスとして育てあげ、競争優位を得る、戦略的な事業のイノベーションを行える重要な経営資源を扱うものですから、企業の競争戦略の中では大変重要な分野です。

そこで社労士は、経営全体の理論的・体系的な勉強をしたうえで組織や人事評価、給与制度などの「人材」をコアコンピタンスに育て上げるサポートをしなければなりませんが、それをせずに断片的な知識だけでこれが良いと色々トピックス的な事項を取り上げてアドバイスするのは、その制度等を導入した企業にとって「当たり」になる確率はかなり低くなります。


本当はその企業にとってもっと良いアドバイスがあったにもかかわらず、全体的な知識からチョイスしたアドバイスではなく、断片的な知識からそれしかないアドバイスをした場合に、企業にとって役に立つ確立は低いのは当然でしょう。

たまたまその時は当たっても、その成功に(他にアドバイスできないので)固執してしまうと、企業の戦略、成長にとってマイナスにしかなりません。


そんなことをつらつら考え、現在は経営全般を勉強し、更にその中での社労士分野のエキスパートを目指すのが私の目標ですが、なにせ現状の今の事務所では単純な手続業務だけでも結構な時間を割かれる始末で、一人落ち込んだりいらついたりしておりまして、ここは頑張って一歩一歩ですがなんとか目標へ進みたいと思っています。
(手続業務を軽視しているわけではなく、手続業務は迅速に確実にこなしていきたいのです。)

すごい固くるしいある社労士の与太話でした。
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by srmurakami | 2009-06-24 23:06 | ブログ | Comments(0)

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。
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