こどもがいない!? 【低出生率】

日本の低出生率は最近うるさいくらい言われており(現在1.29)、皆さんも良くご存知のことです。人口を維持するのに必要な合計特殊出生率(以下、出生率と書きます)は2.08とされておりますが、第二次ベビーブーム(昭和46年~49年)のときでさえ出生率は2.14です。昭和50年代にはすでに2.08を下回っており、その当時から将来の人口減による年金財源不足や産業構造の変化は推測できました。それから30年近く経っている現在、その当時から国の政策は何か効果を上げているのでしょうか?現在の出生率を見る限りその効果は確認できません。

さて、外国に目を向けますと出生率はどれくらいあるのでしょうか?先進国の2000年のデータでは、アメリカ2.13、フランス1.89、イギリス1.65、スウェーデン1.54、ドイツ1.36、イタリア1.23となっています。韓国の出生率も日本より低いことで話題になっています。北欧のスウェーデンは少子化対策が功を奏し、1990年代初頭には2.1ぐらいまで回復していたのですが、それから再び下降し2000年の時点では1.54まで下がっています。

よく、少子化対策の例に挙げられて有名なスウェーデンですが、その出生率と対策の分析によると女性の社会進出と景気の動向も大きく出生率を左右するということが研究発表されています。
スウェーデンの例から言うと、景気が回復することと、女性の社会進出が進むと出生率は上がるそうです。この女性の社会進出は日本のようなパートタイム労働ではなく、正社員としての労働がスウェーデンでは多いそうです。正社員として働くとその給与も高くなるので経済的に余裕ができて出生率が高くなる傾向があるようです。景気が回復することも同様です。

固定費節減のためにパート労働者が増加するなど国情も女性の社会進出の状況も大きく違う日本ですが、景気が回復しつつある昨今、出生率も回復すると安易に期待していいのでしょうか・・!? 村上労務経営事務所
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by srmurakami | 2004-08-22 18:29 | ブログ

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。
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