2018年 11月 27日
情に掉させば
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい
夏目漱石の草枕の一文です。
今日、お客さんと、理だけでは人が動かず説得できない、人は感情で動くものだから、という話をしていました。
どちらかというと私どもの社会保険労務士の仕事は理で動くところが多くあります。しかし、それでは感情で動く人(従業員)は付いてこないことが多くあります。
以前の投稿で書いた、建前(理や法)で現実は動かせない、理や法は机上の空論になってしまう、というのと重なるところです。
情に掉させば流される、というは流れに逆らっても流されるという意味ではないそうで、水底に掉さして船はそのまま進んで流れる、ということだそうです。
私の仕事で多いのは「智に働けば角が立つ」ですね。
常に「智に働く」ばかりでは摩擦を産むことが多くなるので、お客様の従業員の状況に応じて、時には掉さして流れる必要があることをいつも感じています。
ただ、そんなことばかりしているとこの仕事の存在意義はなくなりますので、当然、智に働くこともありながら柔軟に対応して参ります。
夏目漱石の草枕の一文です。
今日、お客さんと、理だけでは人が動かず説得できない、人は感情で動くものだから、という話をしていました。
どちらかというと私どもの社会保険労務士の仕事は理で動くところが多くあります。しかし、それでは感情で動く人(従業員)は付いてこないことが多くあります。
以前の投稿で書いた、建前(理や法)で現実は動かせない、理や法は机上の空論になってしまう、というのと重なるところです。
情に掉させば流される、というは流れに逆らっても流されるという意味ではないそうで、水底に掉さして船はそのまま進んで流れる、ということだそうです。
私の仕事で多いのは「智に働けば角が立つ」ですね。
常に「智に働く」ばかりでは摩擦を産むことが多くなるので、お客様の従業員の状況に応じて、時には掉さして流れる必要があることをいつも感じています。
ただ、そんなことばかりしているとこの仕事の存在意義はなくなりますので、当然、智に働くこともありながら柔軟に対応して参ります。
by srmurakami
| 2018-11-27 00:14
| ブログ
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