高年齢雇用継続給付

先だって、ちょっと先の話ですが雇用保険の高年齢雇用継続給付が2013年には廃止されるというニュースが流れました。

高年齢雇用継続給付には、高年齢雇用継続基本給付金と高年齢再就職給付金があるのですが、この両者とも廃止されると思われます。
背景には、改正された高年齢者雇用安定法による65歳定年又は継続雇用の義務化の流れがあります。


今までは、雇用保険に5年以上加入している人が60歳到達後も失業給付を受給することなく75%未満の給与で雇用される場合に、高年齢雇用継続基本給付金が支給されました。

60歳到達後は、社会保険の在職老齢年金との併給調整があり、給与+在職老齢年金+高年齢雇用継続基本給付金の合計額が60歳到達前の給与と比較して大きく下がらないような給与設計をする会社が多かったと思いますが、この一つがなくなるわけです。

そうなれば在職老齢年金と給与の調整だけですむので分かりやすく事務量も減りますが、会社にとっては有利になるとはいえないでしょう。

これから会社の高年齢者の賃金設計をする会社はもちろん、現在、高年齢雇用継続基本給付金を賃金設計の参考に入れている会社も一度見直したほうが良いと思われます。


併給調整は、手計算ではかなり難解なので当事務所も設計のためのソフトを導入しておりますが、そのソフトを購入している会社の場合は、その更新・買い替えも必要になると思います。


つくづく思いますが、社会保険労務士の専門分野である労働関係諸法令や労災保険・雇用保険・健康保険・厚生年金保険は変更が多いです。

皆さん、変更には気をつけましょう。
社会保険労務士への相談も有効です。お勧めいたします。
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by srmurakami | 2006-12-11 19:49 | にゅ~す | Comments(0)

山口市で村上労務経営事務所代表として特定社会保険労務士、行政書士をしております。日々の出来事や社会問題などを主につづりたいと思います。


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